仕事には特にこだわりがなく、その日のご飯が食べれる収入ならなんでも良いくらいに思って、かなりハードルの低い道を選びました。人不足でまず就職試験に落ちることがない清掃会社に就職しました。

2年ほど経った頃には仕事をほとんど覚えていました。最初は仕事を覚え、教育係がはずれて一人前になることに楽しみも感じました。

しかし、一通り覚えてしまえば、あとは定年まで同じ施設で同じ掃除の繰り返し。言い方は悪いですが、これならプログラムをパターン通りに実行するロボットと変わりない日々となります。こだわりはないと言っても、やはり退屈な現場はきついです。仕事の量としても少ないものではなく、こんなことを続けていると、足腰を悪くすると思いました。現場には中年、もっと上の者しかおらず、若い人から貰える刺激というものもありません。

いつしか現場が不快なものに思えてきたので、転職を考えました。
セールストークに自信があったことから、電機メーカーの営業職に転職することができました。それからの日々は充実しています。