首都圏の某大手メーカーのシステムエンジニアとして働いていた28歳女性です。
新卒で入社し、社内の販売システムや物流システムの構築を行ってきました。いわゆる日本企業という雰囲気で、数千人規模の会社にも関わらず女性の課長以上の役職者が0という会社でした。

その状況でも、海外案件を扱うポジションになることを目標に、社内での立ち回りやシステム構築の実績を積んだり、高度情報処理試験に合格したり、TOEICで900点以上を取ったりと努力してきました。

そんな中、海外案件が舞いこんで私を含む数人がプロジェクトメンバー候補として選ばれました。
ところが、強く希望していたのにも関わらず、実際にアサインされたのは、私よりも経験がなかったり、英語が全くできないメンバーばかりでした。
とても悔しくて理由を聞いたところ、私が女性で結婚を控えていたためという理由だと本部長より遠回しに言われました。
女性だからという理由でアサインされなかったということを聞いて、このままいてもチャンスは訪れないと悟り、すぐ同業他社へ転職しました。

幸いなことに転職先は、性差別はなく、実力を買われて海外案件に携わることができています。
また、現在妊娠中ですが、マタハラなども皆無で、同じように仕事をできており、企業が変わればチャンスがちゃんと訪れるということを実感しています。