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教員(その他)

モンスターペアレントと教師を守れない校長に嫌気がさして退職。今は毎日が幸せ

ぺぺ:女性 / 20代後半

私はとある公立学校で教員を務めていました。現在は転職をし、民間企業で心も身体も健康に日々働けています。

もともと子どもと関わることが大好きで、どれだけ忙しくても全ては子どものためだと思うと、朝早くから夜遅くまでの勤務も頑張ることができました。しかし、私は退職を決意したのです。

そのきっかけは、ある親子との出会いでした。以前、その子の担任をされていた先生から、事前に要注意だと話を聞いていただけに、他の子以上にその子への言葉の使い方などは気を配っていました。
どれだけ激しく感情的になられる保護者の方々でも、子どもが学校に満足していれば、なかなか学校は刃を向けることはありません。

無事に1年を終えようとした時でした。ある1本の電話が学校にかかってきました。
「○○先生いますか?」
私に対する電話でした。
電話の内容では、私がその子に「役立たずだ。もうあなたはいらない」と発言したと言われました。しかし、そんな事実はありません。確かに、行事に向けて学級での委員決めをした時に、その子は自ら立候補して委員になったにも関わらず、委員の集まりには無断欠席が続いたり、学級の中でも集中が散漫していることを事あるごとに、いろんな先生から声をかけられることはありました。しかし、そのたびにフォローの声かけをしたり、無断欠席がなぜダメなのか、一度やると決めたことを最後まで責任もってする大切さなど何度も何度も話してきました。

しかし、保護者の方の口からは、その過程の話は一切なく、「うちの子は教師に見放された」という一点張りです。こちらから過程をお伝えしても、それは言い訳だのなんだの聞く耳を持ってもらえません。

数日後には、両親二人で校長室まで乗り込み、私の悪口を延々と校長に話したそうです。もちろん、電話があったことやそれまでのことは全て管理職にも伝えていたので、しっかりと対応してくれることを信じていました。しかし、校長は最後に謝ってしまったのです。帰る時、あの両親が勝ち誇ったかのような顔で校門を通っていった姿が今でも忘れられません。

子どもの話を全て鵜呑みにしてしまう親、すべてを他人のせいにしてしまう子ども、そして一教諭を守ることさえもできない管理職。なんだか全てを信じることができなくなり、退職を決めました。

今は、自分の頑張りを認め励ましてくれる職場で、毎日が幸せです。

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