アパレル店員です。気分屋の上司に別れを告げて、今は普通の職場で働ける幸せを噛み締めています。
アパレル店員として以前勤めていた会社の上司は、本当に気分屋で、今日、良いとされていたことが、翌日にはダメにしたり、またその次の日には良いとされたりと、一貫性がありませんでした。その時々の気分や状況に応じて、簡単に考え方が変わるんです。なので、私たち部下は何が正解なのか全くわからず、顔色をうかがいながら、恐る恐る業務にあたっていました。
そのため、よくトラブルになっていたのが、商品の品出しに関してです。アパレル店員として接客はもちろん、商品の品出しもしなければならないのですが、これがもう本当に、しょっちゅうやり方が変わるので、こちらとしても経験則から行動に移すことができません。その都度、上司の意向を尋ね、確認をとった上でで取り組む必要があります。
また、仕事中に同僚と会話をすることにも過剰に反応します。世間話や上司の愚痴を言っているわけでもなく、仕事のことで話し合っているところに、「サボってないで、きちんと働いてください!」と、それはもう、物凄い口調でもって威圧的に指導してきます。で、「仕事のことについて話し合っていました」と反論すると、「口応えしないでください!」と、全く聞こうとしません。
何をそんなに怒っているのか知りませんが、これではこちらの精神が病んでしまいます。
これが続くので、ついに転職をする運びとなりました。
転職後は、仕事が楽しくて仕方ありません。自分の考えや意見をしっかりと聞いてくれますし、何か困るようなことがあれば、丁寧に指導してくれます。こちらとしても、いろいろと助言を求めやすいですし、以前のように、上司の気分に応じて、選択や行動を使い分けなくてもよくなりました。
これが当たり前なのに、その当たり前がすごくありがたくて。そういう意味では、前の上司のもとで、我慢してきてよかったのかな、なんて思ったりもします。