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営業補佐(事務)

「女は結婚したら辞めるんだろう?」そんな古い男尊女卑のしきたりに呆れて転職を決意

のんのん:女性 / 25歳

私には幼い時から夢がありました。
それは出版社での勤務です。
具体的には作家やライターの記事を校正、編集する仕事に就きたいと思っていました。

しかし、私が住む地方は田舎でそもそも出版社がありません。
ここから電車で2時間以上出れば出版社はありますが、当時の私には地元を離れるという選択肢がなく、夢は諦めざるを得ませんでした。

そこで私が就職したのが、地元の自動車販売店です。
そこで営業マンの補佐をする事務職として働き始めました。
営業マンは朝から夜まで顧客に合わせて動く必要があり、繁忙期には深夜まで残業することもある過酷な仕事。
その補佐をする私も、事務員でありながら夜遅くまで残って仕事をすることもありました。

夢は叶えられなかったけれど、同僚たちや先輩の役に立っているという自負があり、仕事にはそれなりにやりがいを感じていました。
ですが、男尊女卑が酷く、女性は結婚をしたら寿退社をするのがしきたりとなっていました。
そう決めたのは会社側であるはずなのに、男性たちからは「結婚したら辞めるんだろう?」という冷めた目で見られることが多くありました。
どれだけ一生懸命働いても「どうせ腰掛けなんだろう」とも・・。

その時、このままでいいのかと思い悩むようになり、自分の人生をもう一度ちゃんと考えるきっかけとなったのです。
以後、私は働きながらハローワークに通ったり、就職情報誌を読み、出版社への再就職を目指しています。

もし今の会社の人間関係が良く、女性が働きやすい職場だったら私は転職を考えなかったかも知れません。
そういう意味では、自分の人生を見つめ直す気づきをくれた今の会社に感謝しています。

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