短期大学を卒業してから就職したのは総合商社でした。
配属されたのは保険関係の仕事をする部署でしたが、私は英文タイプができたの、でその部署で貿易関係の書類を作ったりする事務を担当することになりました。

そこで上司だったのは男性で、私が大嫌いなタイプでした。
見た目は全くかっこよくないおじさんで、自分が高学歴であることが自慢らしく、高卒の男性社員などは様々な意地悪をされていたのです。

ある人は仕事の書類をその上司に提出したら、気に入らないからと自分の机の前に立たせてネチネチと文章が幼稚であることを意地の悪い言い方で攻め続けられました。
そんな上司に愛想をする気が無かった私は顔に出ていたのか、向こうも私に対して嫌な感じでした。

ある日、帰りにみんなで飲みに行くと言い出したのですが、私は行きたくないので断りました。「帰りたい」と他の社員に言ったのですが、味方になって助けてくれる人はいそうになりません。ところが、そんな中「帰りなさい」と声をかけてくれたのが現在の夫です。
こんな上司の下でもう仕事はできないと思ったのと、夫との結婚が同時でした。寿退社で嫌な上司ともさよならできました。